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結婚式に行かない代わりにどうする? ご祝儀やプレゼントを考える

結婚式に行かない代わりにどうする? ご祝儀やプレゼントを考える

「結婚式に招待されたけど、どうしても行けない…いや、ぶっちゃけ行きたくないんですけど? でもそのままスルーすると相手に悪いし、後々の人間関係もなんだか気まずいかもしれない…」と悩む人は結構多いはず。

行きたくない理由は人それぞれあるけれど、結婚式というのは新郎新婦にとっては人生の一大イベント。せっかく声をかけてもらったのに、欠席の連絡だけポンと入れて終わりにするのも、ちょっと味気ないというか申し訳ない気持ちになることだってある。

そこで今回のテーマは「行かないなら行かないで、どうやってお祝いの気持ちを伝えればいい?」というお話。ご祝儀をどうするか、プレゼントはどうするか、あるいは何もやらなくていいのか。

目次

なぜ欠席でも何かしらお祝いしたほうがいいのか?

「結婚式に行かないと決めたんだから、もう知らんぷりでもいいんじゃない?」と本気で思っている人は注意したほうがいい。もちろん、そこまで親しくない相手なら、最小限の連絡だけで済ませるのもアリだが、ある程度今後も付き合いがありそうな友人や同僚、親戚の場合はそうはいかないことが多い。すごくドライに割り切れるならともかく、「えっ、あの人欠席したのに何の連絡もお祝いもナシってことは私と縁を切りたいってコト?」みたいに相手や周囲から見られるリスクがある。

結婚式というのは当事者にとってはとんでもなく大きなイベントであり、後になっても「あの人は来てくれなかったけど、ちゃんと理由を伝えてくれたし、お祝いもしてくれた」と思ってもらえるかどうかで、今後の関係性はけっこう変わるのだ。逆に言えば、行けなくても、何かしらの誠意を示せば「ああ、あのとき欠席したけどちゃんとお祝いしてくれたよね」と好印象を残せる可能性が高い。

「結婚式なんて興味ない!」「自分は出費なんてしたくない!」と思うかもしれないが、そこは長い目で見たときの人間関係をどう捉えるか次第。できるだけスマートに「行かないけど感謝とお祝いの気持ちはあるよ」とアピールする方法があれば、お互いに嫌な思いをせずに済む。というわけで、本題に入っていこう。

ご祝儀はどうする? 現金を渡すか、プレゼントを用意するか

欠席してもご祝儀は渡したほうがいい?

よくある話だが、結婚式に行かなくてもご祝儀は一応用意する、という人は多い。というのも、「おめでとう」の気持ちを現金で表しやすいのがご祝儀だからだ。相場は出席時なら3万円、というのが一般的だが、欠席の場合はそこまで出す必要はない…という考え方もあるし、一方で「迷惑をかけたくないから3万円で」みたいに、あえて出席時と同額を包む人もいる。

ただ、正直なところ、行ってもいないのに3万円はつらい。金銭的に余裕があればともかく、「そもそも行けない(あるいは行きたくない)事情があるのに3万円は負担が大きすぎる!」と思うなら、1万円や2万円程度に抑えるという方法もある。地域や習慣によっては「割り切れない数字(2万円はNG)」を避けることもあるが、最近はそこまで気にしないケースも多い。自分の財布事情と相手との付き合い度合いを天秤にかけて決めればいいだろう。

ぶっちゃけお金がないなら1万円で十分すぎる。というか1万ですら出すのキツイ。

プレゼントで代用するのはアリ?

「現金を渡すのが苦手だし、なんとなくお金を直接送るのが嫌」という人なら、プレゼント(品物)でお祝いする手段もある。欠席時にプレゼントだけ送るのは、わりとポピュラーなやり方。とはいえ、何を贈るかでセンスが問われるので、選び方には注意が必要だ。

  • キッチン用品:夫婦で使えそうな食器やキッチン家電。好みに合えば大喜びされるが、サイズやデザインが合わないとありがた迷惑にも。
  • タオルや寝具:実用度が高く好まれやすい。高級タオルセットやちょっと良いブランド寝具などは比較的ハズれが少ない。
  • カタログギフト:無難な選択。相手が好きなものを選べる点は魅力だが、定番すぎて印象に残りにくいのが難点。
  • 体験型ギフト:エステやレストラン、温泉宿泊などが選べるチケット。最近人気だが、好みじゃないものが多いカタログだと結局使われない可能性も。

また、予算感としては1万円程度のプレゼントを用意して「欠席だけど心からおめでとう、よかったら使ってね!」とメッセージカードを添えれば、まず「冷たい人だな」と思われることはあまりない。3万円出すのがしんどいなら、プレゼントを5,000〜1万円台に抑えるのも手だ。

プレゼントは価格がわかりにくい分、コストを抑えやすい。5000円を渡すのだと少なく感じるかも知れないが6000円くらいのプレゼントなら1万円くらいのものに見える(かもしれない)

組み合わせ技:現金+プレゼント

現金を半額くらいにして、代わりに何かプチギフトを添えることで「ちょっと額は少ないけど、気持ちは十分伝わるよね?」とする組み合わせ戦略もある。たとえば1万円の現金と5,000円くらいの品物をセットで渡せば、実質1万5,000円の出費ではあるが、2万円よりはやや少なくなるし、かつ「品物があるから満足度アップ!」という印象を与えられる。

ただし、これをやるときは相手の好みや生活スタイルをある程度リサーチしておかないと、かえって微妙なプレゼントを押し付ける結果になりがち。せっかくなら使ってもらえる物を選ぶ、あるいはちょっと良いワインやお菓子など消え物を贈るのも良い方法だ。

「とにかくお金がないんだよ!」への対策

極限まで金銭を抑えたいときの救済策

たとえば「マジで金欠」「今月家賃もヤバい」という深刻な事情がある場合は、「ごめん、現金用意できなくて…!」と事前に伝えるのもアリ。失礼にはなるけれど、本当に困っているなら仕方ない。誠意を示したいなら、「行けない上にお金も出せないけど、何か手伝えそうなことある?」と申し出るなど、労力でカバーする方法も考えられる。

  • 結婚式準備の雑用を手伝う:招待状の宛名書きや会場装飾の作業補助など、地味な仕事を買って出る
  • 二次会幹事をやる:当日参加はしないけれど、企画や進行をリモートで手伝うなどやり方次第では可能
  • ウェルカムボードや席次表のデザインを担当:デザインやイラストが得意なら、それをお祝いとして贈る

ただ、あまりに図々しいと相手をイラッとさせるだけなので、「本当に厳しいから申し訳ないんだけど、協力できることあれば何でも言ってね」という低姿勢かつ本気度を見せるのが鍵。

メッセージカードや手紙だけで済ませるのはアリ?

一部では「欠席したらメッセージカードだけ贈れば十分」という意見もある。実際、仲がそこまで深くない相手なら「行けなくてごめんなさい。おめでとう!」の一筆をさらっと送るだけでOKな場合もあるかもしれない。しかし、ある程度親しい関係なら、それだけだとちょっと味気ないと感じられる可能性大。

もちろん、『あなたとの関係は金額ではなく気持ち』という考え方を前面に押し出し、心のこもった長文を手書きで綴ったり、思い出の写真を同封したりすれば、それはそれで感動を呼ぶかもしれない。が、相手が物質的な面を重視するタイプだと「いや、それで済むんかい…」と思われるかもしれない。そのへんは相手の性格や立場をよく見極めよう。

送るタイミングと渡し方にも要注意!

欠席を決めた時点で早めに動く

結婚式への出欠を決めたら、できるだけ早く相手に連絡しよう。ぎりぎりまで行けるかどうか悩んで待たせるより、「どうしても予定が合わないんだ…」と欠席の意思を伝えたほうが新郎新婦も助かる。

さらに、祝儀やプレゼントを送る場合は、式の1〜2週間前までに到着するよう手配しておくのが無難。当日や後日に贈る方法もあるが、一番スムーズなのは「欠席の連絡と同時か、結婚式の少し前」に送っておくことだ。

直接渡す vs 郵送する

会う機会があるなら、直接顔を合わせて「おめでとう! 本当は行きたかったんだけど…これ、受け取ってほしい」と渡すのが一番誠意が伝わりやすい。相手の表情を見ながら、改めて言葉で祝福を伝えられるからだ。

ただ、遠方だったりお互いに忙しかったりすると、直接会うのは難しい場合も多い。そういうときは現金書留で送るのが安心。プレゼントの場合は宅配便などを利用し、同封のメッセージカードで思いを伝えよう。

「そもそも結婚式に行きたくない」理由をどう伝えるか

本音を言うか、嘘をつくか

欠席する理由が「めんどくさい」「大勢の場が苦手」「結婚式そのものが好きじゃない」など、あまりに個人的でネガティブなものの場合、正直に言うのはリスキーだ。一方、「家族の都合で…」「仕事が繁忙期でどうしても休めない…」といった無難な理由を出すと相手が納得しやすい。嘘をつくことに抵抗がないなら、無難策を取ったほうが波風は立ちづらい。

しかし相手との関係性が深く、うっかりバレる嘘をつくのも危険だ。SNSに旅行写真をアップして「あれ、仕事って言ってなかった?」と突っ込まれる可能性もある。最終的には「どうしても苦手で…ごめん」と素直に言ったほうが、後々のトラブルは少ないかもしれない(相手が怒らなければの話だが)。

自己弁護しすぎない

結婚式に行かない理由を長々と説得するのも、逆効果になりかねない。「本当にごめんね。都合がどうしても合わなくて…」くらいでさらっと終えるほうが、相手も深追いしないで済む。

変に言い訳を重ねると、「本当は行きたくないんでしょ?」と疑われる一因になるので気をつけたい。むしろ、ご祝儀やプレゼントを一緒に用意して、そっちで十分に気持ちを示すのが賢い戦略だ。

斬新かつエッジの効いたアイディアもアリ? 大胆プランを考える

自作ムービーで祝福する

写真や映像が得意なら、『結婚おめでとうムービー』を自作して渡してしまう。ふつうは結婚式の二次会などで流す映像を作る側だけど、自分が行かない代わりに「これを受け取って!」とプレゼントするイメージ。短いメッセージビデオでもいいし、共通の友人たちのコメントを集めたミニドキュメンタリー風にしても面白い。ただ、作る手間が半端ないので、本当に大好きな友人にしか使えないかも。

体験ギフトをやらかし系にする

体験型ギフトの内容をちょっと笑える方向に振ってみる。たとえば、バンジージャンプのペアチケットや激辛料理チャレンジの招待券みたいな、普通はあまり選ばないプランを贈って「これもまた思い出になるでしょ?」と押しつける

相手がノリの良いカップルなら「うわ、面白いかも!」と盛り上がる可能性もあるし、「こんなの誰が行くんだよ」と呆れられるかもしれない。ハイリスクハイリターンな選択肢だ。

クラファン風に他の欠席者と一緒に大きなプレゼントを贈る

もし同じように行けない友達が複数いるなら、連名で何か大きな一品を贈るとか、みんなの名前を彫った記念プレートを送るとか、ちょっとしたイベント性を持たせてみる。自分一人だとコストがかさむ豪華なプレゼントも、数人で割れば負担が減る。

行かない側同士で団結して、「ほら、欠席組から盛大におめでとうしてるよ!」とアピールすれば、「式にはいないけど愛を感じる!」と喜ばれるかもしれない。

実は「何もしない」という選択もある

ここまで散々「お祝いしておいたほうがいいよ」と言ってきたが、正直言って人間関係によっては何もしないでも問題ないケースもある。

  • 会う機会がほとんどない旧友:招待状が来たけど、卒業後ほぼ接点なし。多分、相手も人数合わせで声をかけたなら、あえて無理にお祝いしなくても影響は少ないかも。
  • 職場の知り合いで一度もプライベート交流なし:形だけの誘いの可能性もあるので、欠席連絡を早めに済ませて最低限の言葉だけで終える人もいる。
  • 相手が大勢に声をかける派手婚タイプ:一人ひとりの欠席をそこまで気にしないケースもある。こっそり離脱しても問題にならないかもしれない。

こうした場合、相手も「来る人は来るし、来ない人はしょうがない」と割り切っていることがあるので、無理にお祝いを送っても逆に驚かれるかもしれない。自分の気持ちと相手との距離感を考えて決めよう。

結婚式を断ったくらいで壊れる関係なら壊れちゃっても良くない?という考えもある。

行かないけど祝福…そのバランスをどう取る?

結婚式に行かない理由はさまざまだが、「欠席するだけでなく、何かしらの形でお祝いを伝える」のは、長い目で見たときにお互い気持ちよく過ごすための無難な選択肢だ。特に今後も付き合いが続きそうな相手にはなおさら。ご祝儀やプレゼント、手伝い、メッセージカードなど、やり方はいくらでもある。

  • 現金を無難に1万円〜2万円だけ包む
  • プレゼントを贈る(キッチン用品や体験型ギフトなど)
  • 仲間と連名でまとめてお祝い
  • サービスや労力でカバーしてご祝儀を減らす
  • 思い切って何もしない(相手との距離感次第)

どれを選ぶにせよ、最終的に大事なのは「ちゃんと気持ちがあるよ」と伝えることだ。もちろん「正直めんどくさい…」と思う瞬間もあるが、結婚式というビッグイベントの正体を蹴っておいて、完全スルーだと「感じ悪いな」と思われるリスクは高い。「行かない代わりにどうする?」という問いに対して、ここで挙げた方法の中から自分に合ったものを選べば、罪悪感や気まずさはだいぶ軽減されるはず。

とはいえ、あまりにぶっ飛んだアイディアや極端なケチ戦術を使うと相手を引かせる恐れがあるので、常識の範囲内でバランスを取るのが大人の対応。ほんの少しの工夫と誠意があれば、結婚式に行かなくても「なんだかんだであの人は優しいよね」と思ってもらえる可能性は十分にある。行きたくない・行けない理由はさまざまでも、自分なりのスタイルで気持ちを表現してみてはどうだろうか。

最終的には人間関係への影響を考慮して判断するしかないが、欠席を決めたなら堂々と「行かないけどおめでとう!」と伝えて、しかるべき形でお祝いをする──あるいは何もしない──のも立派な選択肢。そこに「自分なりの誠意」を添えれば、むしろ好感度が上がるかもしれない。『結婚式=参加しないと悪』みたいな常識にとらわれず、賢く祝福を届ける術を見つけよう!

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