朝、鳴り響く目覚ましで目が覚める。
「今日って何の日だっけ…?」と考え込み、数秒後にハッとする。
「あ、今日結婚式じゃん」
――え、やばい、全然行きたくない!でも、もう当日じゃん、キャンセルとかできっこないよね?こんな気分のまま、あの式場に向かわなきゃいけないの?…無理、絶対無理ィィイイ!
どうしてこんなことに? 昨日まで「頑張って祝おう!」と自分に言い聞かせてたはずなのに、急に不安とめんどくささが爆発して、布団の中で「もう全部放棄してやりたい…」って気持ちがぐるぐる渦巻く。
当日朝、「行きたくなーーーーい!」で頭がいっぱいになる瞬間
布団から出られない…現実逃避モード
一番ありがちなのが、朝起きた瞬間に「無理、絶対無理」とテンションが急降下するパターン。あれほど昨夜は「早く寝て明日はきちんと準備しよう」と思っていたのに、いざ当日が来ると心と体が拒否反応。
- 「祝儀、用意したけど外に出る気力すらない…」
- 「ヘアメイク予約してたけど、キャンセルするのも面倒」
- 「ドレス着るとか無理ゲー…」
徐々に時間が迫る中、布団の中で考えれば考えるほど「今から出ても間に合わなくない?」とワケのわからない言い訳が脳内を回転し始める。
結果、ぼんやりスマホを握りしめて現実逃避することに…。
前日夜の飲みすぎ・寝不足も拍車をかける
そもそも前夜に夜更かししてNetflixを一気見してしまったり、ストレス発散と称して深酒してしまったりして、朝起きたらガッツリ寝不足&二日酔い。
「こんなボロボロの状態で結婚式なんか行けるか!」とブチ切れモードに入る。
そんな自業自得な展開も、当日ドタキャン衝動の要因のひとつ。
一応、ありきたりな解決策
もちろん、「ちゃんと行くのがベストでしょ?」という意見はもっともだし、当たり前。
でも当日行きたくない症候群に陥ってるときは、正論なんて耳に入らない。世間一般の解決策を超短くまとめると、こんな感じ。
- 意地でもシャワーを浴びる
→ 頭をスッキリさせて、気分をリセットする - 祝儀やドレスの準備を機械的に進める
→ 感情を一旦オフにして、「作業」として動く - 「行けば意外と楽しいかも」と暗示をかける
→ 実際、行くとそれなりに盛り上がる場合もある
まぁそうだよね。
ってそれで頑張れるなら苦労しないわ! んな言われるまでもない事わかってんだよ!つまんねぇ一般論求めてねーんだよ!ってツッコミたくなる人も多いはず。
そこで、今回はあえて普通じゃないパターンをメインに見ていこう。実際にそんな行動をとって、後悔するかもしれないけど、ある意味スッキリするかもしれない…?
【最悪パターン】感情任せに雑に対応してしまう例
パターンA:「体調不良」のLINE一本でバックレる
最もベタで最も簡単。
「朝起きたら体調が悪くて…ごめん無理(泣)」みたいなメッセージを新郎新婦か式場スタッフに送って、そのまま音信不通。いわゆるドタキャン オブ ドタキャンだ。
- メリット:とにかく楽。家から出なくて済む。布団に戻ってそのまま寝られる。
- デメリット:相手にかける迷惑が巨大。数万円分の料理や席が空いてしまう。新郎新婦との関係が最悪になる可能性大。
この対応をするには、「もうどう思われたって構わない」くらいの覚悟が必要。
式後に「お見舞いに行ってあげるよ!」なんて来られたらどうすんの? というリスクまで考えたら怖いけど、まぁ普通に考えたら式の後は忙しいから私のお見舞いになんて来るわけがない。
パターンB:ギリギリまで悩んで、式が半分終わってから行く
「行きたくない…でもドタキャンもヤバい…じゃあ、遅れて少しだけ顔出せばいいよね?」みたいな、謎の妥協策。
- 朝は行く気ゼロでダラダラして、結局式が始まるギリギリor始まってから身支度を始める
- 披露宴の途中とか二次会だけ参加する
- 新郎新婦に「渋滞にハマっちゃって…ごめん!」など適当な言い訳
メリットとしては、結果的に出席しているし祝儀もちゃんと渡すから金銭的な負担は相手に与えない。普通にブッチするよりはマシなので「まあ仕方ないか」と最終的に許される…可能性が高い。
デメリットは、式の流れをぶち壊すリスクと、周囲から「何だこいつ」感が満載になる可能性。着飾った人々の中、突如フラリと遅れて来る姿はどう見ても浮く。居心地は最悪かもしれない。
パターンC:「祝儀だけ送って、当日は行かない」で開き直る
事前に出席する旨を伝えておきながら、当日の朝に「ごめん、行く途中に交通事故にあっちゃって…。申し訳ないんだけど、祝儀だけ包んでおくね!」と連絡し、ふんぞり返って何もなかったかのように過ごす。
- 「金は出すから勘弁して!」というある意味投げやりなスタイル
- 新郎新婦からすれば「あんた何しに?」と思いつつ、祝儀を受け取ってしまえばあまり強く文句も言いづらい(?)
- ただし、ゲストが足りないとか席が空いてしまうなど式側の都合はガッタガタ
このパターンをやるなら、祝儀は出席しなかったとしても満額包む覚悟が必要だろう。なんなら3万円ですら微妙かもしれない。
パターンD:式の最中に「帰りたい…」と抜け出す
やっとの思いで参加したものの、会場の華やかな雰囲気に耐えられなくなって途中退席する、あるいは披露宴が始まった直後に「すみません、急な用が…」と帰ってしまうケース。
- 新郎新婦や他のゲストにいちいち理由を問われ、状況説明も面倒
- 何より、行くまでの労力+帰る恥ずかしさがプラスされて最悪の結果に
- 二次会や写真撮影なども全部スルーになるので、「あれ? あいつどこ行った?」状態に陥るリスクが高い
心情としては「なんか無理だった!」「テンション保てなくて居られない!」なのだけど、周りからは完全に浮いてしまう。無理してでも最初から行かないほうがまだマシという悲惨な結末を迎えがち。
パターンE:代理人を送り込む
「何がなんでも行きたくない、でも完全ドタキャンはちょっと…」という人がたどりつく裏技が、この代理人を送り込む戦法。
招待状は自分宛てでも、当日の朝になって「申し訳ない、体調がどうしても…代わりに○○さんを出席させるね!」と連絡し、別の人を送り込もう。
メンタルが図太い人であれば新郎新婦の知り合いでなくてもいけるかもしれない。ご祝儀を渡して「無料でご飯食べれるから代わりに参加してきて」とお願いしてみよう。
新郎新婦や式場スタッフからすれば、「誰!?」となる可能性が大だが、席の空きや料理が無駄になるなどの損害は抑えられるため実害はない。
こうなる前に…ほんの少しだけマシな選択肢
ここまで書いてきたのは、当日朝に“行きたくない!”衝動が爆発して雑に走った場合の事例。正直、このまま突き進むと後々の人間関係がボロボロになる恐れ大だ。でも、どうしても「行けない!」と思ったら、せめて以下のようにフォローしておくとまだ救いがあるかもしれない。
- 早めにキャンセルの連絡をする
→ 披露宴の料理や席の人数調整はぎりぎりまで可能な場合もある、ほぼ無いけど。直前でもいいからとにかく電話やLINEですぐ伝える。 - 体調不良を口実にするなら、ちゃんと演出をしておく
→ 何かしら病院の診断書がないと怪しまれるかも…と言いたいけど、そこまでやるなら最初から出席しろという話。最低限、「実は昨夜から熱が出て…」とか前振りしておくとマシか。 - 祝儀やお祝いを後日でもいいから丁重に贈る
→ どんなに雑にドタキャンしても、詫び金(お金やギフト)があれば被害が若干は緩和される。後で謝罪を含めてフォローを怠らないこと。 - 「どうしても不安で…」と正直に話す
→ 行きたくない理由がメンタルや人間関係にあるなら、思い切って誰かに相談するだけでもスッキリして少し頑張れるかも。とはいえ、当日の朝にそんな話しされて聞く耳持つ人がいるのかどうか微妙だけど…。
まぁでも当日の朝は手遅れ。もう無理。
最悪なドタキャン衝動は誰しも起こり得るが、後悔はデカい
結婚式に行きたくない気持ちが当日朝に爆発すること、正直「めっちゃ分かる!」という人、多いと思う。緊張感や面倒くささ、着飾るストレス、出費の痛さなどが一気に襲ってくるときがあるからだ。
頭では「ちゃんと行かなきゃ…」と思いつつ、心が「いや無理!」と悲鳴を上げる瞬間。だけど、そこから雑にドタキャンや途中退場をかますと、マジで人間関係が崩れる危険がある。
- 当日朝に姿をくらます→式には料理と席が無駄に残り、新郎新婦も焦りまくる
- 適当な言い訳で遅刻or途中退場→会場の進行が混乱、周囲は変な空気になる
- 後日も謝罪も何もしない→完全に縁が切れる未来が待っている
もし「もうそこまでの関係じゃなくていいや!」と思える相手なら、強行突破もアリ…かもしれない。だけど、そうじゃないなら、せめて最悪パターンの後処理をきちんと考えたほうが賢明だろう。後になって「余計な衝動に駆られてしまった…」と後悔するのは自分だから。
とはいえ、結婚式って本当に大イベント。行きたくない気持ちも分かるし、そのテンションのまま布団に潜って現実逃避したくなるのも痛いほどわかる。最終的にどうするかは、あなたの自由だ。 ひとつ言えるのは、雑な対応でドタキャンに突っ走ると、めちゃくちゃヤバい展開になるかもしれないということ。
でもまぁ、人生そんなこともあるさ! と思えるなら、それもまた一つのネタになる…かも? 自分の中で「もうこの相手との関係はいいや」と割り切れる覚悟があるなら、最悪パターンに身を委ねるのもあり。だけど後悔しないようにだけは気をつけて…。
布団の中からエールを送るよ、行くにせよ行かないにせよ、健闘を祈る!
コメント