「結婚式の招待状が届いたけど、なんか行く気しない…でも嫌われるのもイヤだし、どう断ればいいの!?」
そんな悩みを抱えている人へ贈る、“断り方テンプレ集”を用意してみた。ここでは「友人」「親友」「あまり仲良くない友達」の3タイプ別に、断りやすい用事の例、実際の文例、そして文章を作る際のコツをまとめてみた。
ぶっちゃけ、文章を考えるのすら面倒くさいよね。でもせめて最低限のマナー+ちょっとの演出で乗り切ってほしい。
【友人向け】そこそこ仲良い友達向けの断り方
断りやすい用事の例
家族の用事(親戚の法事など)
あるあるだけど、ちゃんと日にちを被せれば「あ、無理だわ」って感じで割とスムーズに断れる。結婚式と法事って真逆の行事だけど、親戚絡みだとなかなか断りにくいってイメージがあるから使いやすい。
仕事の出張&繁忙期
「忙しくて休めないんだわ…ほんとごめん!」は定番中の定番。ただし、SNSに旅行やカフェ巡りの写真をうっかり上げると嘘がバレる恐れがあるので注意。
家族の看病・介護
これは結構重めで相手も「それなら仕方ない」と思いやすい理由。ただし深堀されると面倒なので、軽く「ちょっとしんどい状態で…」くらいに抑えておくのがおすすめ。
友人向けの断り例文
やんわり誤解を与えないver.
「○○ちゃん、結婚おめでとう!誘ってくれて本当にありがとう! でもごめんね、ちょうどその日に親戚の法事が入ってて抜けられなくて…めっちゃ行きたかったのに残念。素敵な式になるように願ってるよ!」
仕事が絶対動かせないんですver.
「ご招待ありがと〜! でも、ちょうどその週がプロジェクトの納期で、どうしても休みが取れないんだ…悔しいけど本当にごめん! 当日はいっぱい楽しんでね。落ち着いたらお祝い改めてさせてほしい!」
家族優先アピールver.
「結婚おめでとう。お誘いはとても嬉しいんだけど、実は最近家族の体調があんまり良くなくて、当日も看病しなきゃいけないかもしれないから欠席させてもらうね…。ごめんね、バタバタしてるけど式の成功祈ってるから!」
文章作成のコツ
- 短め+明るい文調で、「でも残念だな〜」感を少し出すと相手も悪い気にはならない。
- あまり細かい状況説明はしないほうがいい。掘り下げられると嘘がバレやすくなる可能性あり。
- 「ありがとう!」を先に強調しつつ、「ごめんね…」という順番で言うと角が立たない。
- 最後に一言「お祝い」を入れれば、出席できない罪悪感をごまかしやすい。
【親友向け】嘘が通じにくいガチ仲間への断り方
親友向けは嘘が通じにくいので正直に断るのがおすすめ。
断りやすい用事の例
本気の体調不良(メンタル面含む)
親友だと下手な嘘は秒で見破られるので、実際に調子が悪いなら多少誇張して伝えるのもアリ。「最近やばいんだわマジで…」みたいに深刻感を出すと説得力ある。
ガチの家族トラブル
親友には隠し通しにくいからこそ、本当に何か問題があるならリアルに相談してしまってもいい。親しい相手だから「無理しなくていいよ」って言ってくれるかもしれない。
“すまん、結婚式が苦手”と真っ向勝負
嘘が苦手ならいっそ「ごめん、私どうしても結婚式という場が苦手で…」と打ち明ける勇気。親友なら理由を聞いて「分かった、無理強いしないよ」って理解してくれる可能性もある。(参考:結婚式が価値観的に無理)
すでに海外行くチケット買っちゃって…
すでに海外に行くチケットを買ってしまって払い戻しもできない。もう少し早く言ってくれれば…と軽く相手に責任転換。そして、断った後にチケットを予約して実際に海外に行く。個人的にイチオシの断り文句です。
絶対に外せない出張があって…
その日は絶対に外せない出張があって1年も前に予定がきまっていると伝える。実際に出張の予定を無理やりその日に挟む。仕事の内容が重大でなくても出張に行ったという事実があればOK。注意しなければいけないのは会社に共通の知人がいないかどうか?という点。同じ会社に共通の知人がいる場合は「そんな用事ないはずだけど…」とバレやすくなるので要注意。
嘘を使う場合は嘘を本当にしてしまおう!
嘘を使う場合は、嘘を本当にしてしまうというのがおすすめです。
断った後に、その断った理由の予定を入れてしまえば良いのです。海外や出張で遠くに行くことができればお土産を持っていくこともできるのでご祝儀と一緒に渡せば嘘じゃない証明にもなります。さらにその憂鬱な気分を海外旅行やら出張でリセットできるのもGood!
親友向けの例文
体調面を本音で吐露ver.
「マジごめん…。ここ数週間ずっと心身ともに限界きてて、みんなの前に立てる状態じゃないんだ…。本当におめでとうって思ってるけど、どうしても当日は無理しちゃいそうで。落ち着いたらゆっくり会ってお祝いさせてね!」
正直に“結婚式苦手”告白ver.
「親友の○○には本当申し訳ないんだけど、私どうしてもああいうフォーマルな結婚式の雰囲気がダメで…。せっかく誘ってくれたのにごめん! だけどお祝いする気持ちはめちゃくちゃあるから、別で何かさせてほしい!」
家族の本当のトラブルを話すver.
「結婚式?本当におめでとう!いや〜こんな大事な式、行きたいのは山々なんだけどさ、実はうちの兄弟が問題起こしちゃって急に対応しなきゃいけなくなったんだ。落ち着く時期が分からないし迷惑かけるの嫌だから、今回欠席させて…。お祝いは改めて全力でやるから!」
予定で上書きver.
「えっ!? 結婚するの? うわぁ本当におめでとう…まじでびっくりしたし、めちゃくちゃ嬉しいよ! 結婚式絶対行くね〜」
「あ、ごめん、その日ダメだったわ……言いにくいんだけど、その日は海外にいるんだ。すでにチケット買っちゃってるしキャンセル不可のプランで、払い戻しもできないっていう最悪なタイミング…。もう少し早く教えてくれてたら全力でスケジュール調整したけど、今からだとどうにもならない…マジ本当ごめん!」
「◯◯の大事な晴れ舞台を見に行けないのは正直めちゃくちゃ悔しいんだけど…。とりあえず当日は全力で楽しんで、最高の思い出にしてね。落ち着いたら写真とか動画とか見せてほしい!また改めてお祝いさせてほしいし、帰国したらお土産持って会いに行くから。ほんと、心からおめでとう!」
文章作成のコツ
- 親友相手ほど嘘はバレやすいし、変な言い訳は通じない。腹をくくって本音ベースで書いたほうがいい。
- もし“本当に行きたくない理由”が結婚式そのものにあるなら正直に伝えるほうが誠実。ただしトーンはきつくならないよう注意。
- 「めちゃくちゃおめでとう」「後日必ずお祝いする」など、相手をどれだけ大切に思っているかを盛り込むと角が立ちにくい。
- 親友だからこそ自分の状況を少し詳しく伝えて共感してもらうと納得してもらいやすい。
- 嘘をつかずに断りたい場合は、嘘を本当にしてしまうのがおすすめ。強引に予定を入れてしまおう。
そもそも、親友なら断らずに結婚式出たほうが良くない?と思うかも知れないが、親友の結婚式に行きたくないときはあるのだ…
【あまり仲良くない友達向け】ほぼ他人感覚だから適当でもOK⁉
断りやすい用事の例
超ざっくりした「法事がかぶった」
前述の通り、法事理由は強い。ただし、あまり詳しく言わないほうがいい。曖昧にしておけば深掘りされにくい。相手もそこまで熱心に聞いてこないはず。
遠方での結婚式は無理
「交通費も厳しいし、仕事の休みも合わせられないからごめんね〜」で終了。なんとなく理由として成り立つので、浅い仲なら深追いされない。
会社の行事と重なってる
「会社全体研修があって絶対出なきゃいけない」「企業イベント当番で抜けられない」など、会社都合は結構強い理由。相手からすると「へぇ…大変だね」くらいで終わる。
疎遠な友人への断り例文
雑に法事ぶっこむver.
「招待ありがとう! でもその日ちょうど親戚の法事が入っちゃってて…残念だけど欠席させてもらうね。素敵な式になるといいね〜!」
遠方NGを強調ver.
「わざわざ声かけてくれてありがとう。でも会場が○○県だよね? ちょっと遠すぎて交通費や時間の調整が難しいんだ…。ほんとごめんね、また機会あったら会おう!」
会社都合で撃退ver.
「誘ってもらって嬉しいんだけど、その日会社の研修がどうしても休めなくて…申し訳ない! お祝いだけ気持ちで送っとくね。結婚おめでとう!!」
文章作成のコツ
- 敬語多め&短めで淡々と断るのがおすすめ。変にフレンドリーにしても相手が「なんで来ないの?」って絡んでくる可能性がある。
- あまり仲良くないならそこまで気遣いもしなくてOK。適度に「おめでとう」感を盛り込んで終わりにしよう。
- 長い説明は不要。相手もそこまであなたの事情に興味があるわけではない…(かもしれない)。
- 「また機会あれば」的な言葉で一応相手の気持ちを立てるだけで十分。“お祝いしてるアピール”を見せておけば角も立ちづらい。
友人向けのお断りは正直面倒だからサクッと簡潔に済ませよう
結婚式に行きたくないと思ったとき、断る理由や文面を考えるのって正直めちゃくちゃ面倒。でも、最低限のフォローをしたうえでポイントを守った文章を簡潔に送るだけで面倒なタスクは終わるのでさっさと済ませちゃいましょう。
- 友人:家族や仕事理由が比較的使いやすい。あっさり伝えつつ「お祝いしたい気持ちはあるよ」感をアピール。
- 親友:嘘は通じにくく、バレやすいので本音ベースでいく。結婚式が苦手なら素直に言うか、やむを得ないトラブルがあるなら詳しめに話す。嘘を付くなら実際に予定をぶち込む。
- あまり仲良くない相手:適度に敬語+当たり障りない理由(法事、遠方、会社行事)をサクッと提示。長話は不要。
共通して「ありがとう」「おめでとう」「行きたい気持ちあったけど…」というフレーズを入れるだけで角が立ちにくくなる。長々と嘘で塗り固めるよりも、サッと断ったほうが相手のためにもなるし、自分も余計なストレスを抱えなくて済む。
もし本当に申し訳なく思うなら、後日会うときに軽いお祝い(プレゼントやご祝儀)を渡すのも手。そこまでしたくないなら最低限のメッセージだけ送って、無難に乗り切ろう!
いずれにしても結婚式への不参加は人間関係に多少の影響があることは否めない。でも、そこまで必死になって出席するほどでもないなら、今回はきちんと断って堂々と欠席するほうがメンタル的にもお財布的にも楽な場合がある。ぜひ、自分のスタンスに合った理由付けと文章テンプレを活用して、「ごめんね」「おめでとう」「ありがとう」をサクッと伝えてしまおう。結婚式行きたくない気持ちも、こうして上手に処理すれば案外気楽にやり過ごせるはずだ。
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